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B型のサラブレッド。某大手小売業でバイヤーやってましたが、今はカメラマンやってます。そんな僕が ニュース、デキゴト、きづいたコト、おもいついたコト、きになったコトをつづります

藤田晋さんのブログ雑感 〜ヘッポコ社員が増殖しないとよいね〜

先日、サイバーエージェントの藤田さんが日経新聞の記事で

退職した社員に対して激おこしてたのが話題になりましたね。


私が退職希望者に「激怒」した理由 (藤田晋氏の経営者ブログ) :日本経済新聞

 

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内容をまとめてみる

・会社に数億円の損害を与えた若手社員がいた

・会社は2度目のチャンスとして新事業立ち上げというポジションを彼に与えた

・ところが競合他社に引きぬかれプロジェクトを途中で投げ出し退職した

 

 

という出来事があった。

 

これに対し藤田さんは激おこした。

怒った理由はブログ内容をまとめるとコチラ↓

①「自分の最後のチャンス」と言って辞めた社員は、責任あるポジションにも関わらず途中で仕事を投げ出し「自己中心的」で、多くの関係者に責任を果たしていない。

 

②さらにそれは「2度目のチャンス(セカンドチャンス)」の途中だった。サイバーエージェントは、社員の経験を会社の資産とみなしていて、失敗を経験として次回以降に活かすことで、その失敗も回収するだろうと考えている。しかしセカンドチャンスを途中で投げ出す行為は、その価値観を否定する行為だ。

 

③さらに転職理由が「競合からの引き抜き」である為。なぜなら「良い会社」とは永続性のある会社のことだと考えている、そのために優秀な人材は不可欠、その優秀な人材は競合に渡さないという毅然とした態度も必要だ。だから競合に引きぬかれた場合は激怒することにしている

 

で藤田さんご自身曰く、

「温厚な性格であり、社内でも滅多に怒らない」藤田さんが激怒したことで、社内を噂は駆け巡り、その効果は絶大なものがあった 

 とのこと。

 

まあ、この若手社員を「どーしよーもねーやつだな!」と言うのは簡単ですが、実際のところはもっと過去の色々なな出来事があったでしょうし、これだけの情報で、なんとも言えないなあと思うわけです。もしかしたら精神的にどうしようもない状態かも?しれないわけですしね。あまりサイバーエージェントの内情がわからないのとコレ以上の情報がないので置いておきます。

 

藤田さんが怒っている理由について考えてみました

①「自分の最後のチャンス」と言って辞めた社員は、責任あるポジションにも関わらず途中で仕事を投げ出し「自己中心的」で、多くの関係者に責任を果たしていない。

 請け負った仕事は理由はなんであれ最後までやり遂げるものだ!という藤田さんの仕事への信念が伺えますね。まあ至って当たり前なことだと思います。

 

②さらにそれは「2度目のチャンス(セカンドチャンス)」の途中だった。サイバーエージェントは、社員の経験は会社の資産とみなしていて、失敗を経験として次回以降に活かすことで、その失敗も回収するだろうと考えているが、セカンドチャンスを途中で投げ出す行為は、その価値観を否定する行為だ。

個人的にも「社員の経験」=「会社の資産」という考えには賛成です。「人が会社を動かす」のですから、その人が経験を積んで活かし成長していくことが会社の成長でもあるでしょうから、そのような言葉になったのではないでしょうか?
 
③さらに転職理由が「競合からの引き抜き」である為。なぜなら「良い会社」とは永続性のある会社のことだと考えている、そのために優秀な人材は不可欠、その優秀な人材は競合に渡さないという毅然とした態度も必要だ。だから競合に引きぬかれた場合は激怒することにしている
 ふむ。ちょっと気になるお話です。会社の永続性には優秀な人材は不可欠。まあ確かに。でもね、引き抜きがあっても「いや!僕はサイバーエージェントが好きなんで!」という魅力がなかったという会社としての反省があっても良いなあとも思いました。思いにはあるのかもしれませんが、文章として出てきてないだけなのかもしれませんけど。

 

なぜ日経という場で発言したのか?

あとなぜ日経という場でこのような発言としたかと言うと、理由はいくつかあるではないでしょうか?

①競合の引き抜きへの牽制

まず競合各社および、プレッシャーをかけ人材流出に抑制をかけたのではないでしょうか?これで「引き抜いたら許さんぞ...」の本気度がよく分かり周知されましたね(笑)
 

②社員の転職への牽制

社員に向けてなら他にも方法があったはず。あえて日経に出すことで日頃、口にしていることの本気度をわかってもらいたかったのかもしれません。
 

③社会への自分の考え方の周知

今後入ってくるであろう社員のフィルタリングも兼ねているのでしょうか?
この藤田さんの考え方を理解した上で入ってくる社員は、忠誠心高そう...
 

で結果何が生まれるのか?

スキルがどうこうじゃなくて、会社への忠誠心が不十分な社員が社内に溜まってしまうなのかなとも思うわけです。

「う〜ん、サイバーエージェントのやり方は自分に合わなくて、転職したいけど、あの会社は競合だし〜、う〜ん....とりあえず残るか」っていう人もいるかと思うんですが、社内に留めておくことが良いとは思えないなあ... でもそれを藤田さんは見越していて、それよりも競合に優秀な人材が流れる方が企業としてダメージが大きいと考えたのでしょうね。自社の問題であれば改善出来るかもしれませんが、競合に渡った社員をどうこうすることは出来ませんものね。
 
「温厚な性格であり、社内でも滅多に怒らない」藤田さんが激怒したことで、社内を噂は駆け巡り、その効果は絶大なものがあった 
 確かに効果はすごいことになってますね(笑)でもその反面、
大して忠誠心のないモチベーションの低い社員が種となり長期間会社内に滞留することで、悪性ウィルスのように伝染拡大しないことを祈るばかりです。 
 
個人的には「アメーバ」よりも「はてな」好きです(笑)