写真に撮ると記憶は薄れる話
仕事柄、ブライダルの撮影をします。
で、思うのは列席の友人、写真撮り過ぎ。
写真撮るのが目的となってないか?ということです。
一生懸命一生懸命、バージンロードに手を伸ばして
キスシーンを撮って、それどうするのだろうか?
別に誰に見せるわけでもなく、自己満足の世界で、
3日経てば、正直、もう観ることもほとんどないでしょう。
ふたりのためだけのバージンロードに一生懸命手を伸ばして撮っている姿、
ふたりのアルバムに載っちゃいますから!
アルバムに載せる写真のクオリティ落としちゃってますから!
僕が思うに、そんな暇があれば、今までのふたりとの思い出や
未来のふたりに思いを馳せるべきだと思うのです。
そして2人の幸せを祈るべきだとも思うのです。
まあ、そんな僕の思いはさておきながら、
写真を撮ると記憶が低下するらしいです。
自分が見たものを写真に撮ると、その被写体についての記憶は薄れる傾向にある――。そんな研究結果が心理科学誌に掲載された。「カメラを取り出すと、自分 が見ているものに注意を払わなくなり、実際にそこにいることよりも写真を撮ることの方が大切になる」と研究者は指摘している。
その場を「精一杯、楽しむことで挙式披露宴を盛り上げる」こと、
それが列席者に必要なことだと思う今日このごろ。
写真撮ることに一生懸命になってる場合じゃないよ。
写真はプロが撮っているのだからプロに任せといた方が無難。