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10分で理解する計画的偶発性理論

「計画的偶発性(プランドハップンスタンス)理論」ご存知ですか?

この理論は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提案された「キャリア」に関する理論らしい。

簡単に言うと

キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え

   (wikipedaより引用)

「偶然を計画的に設計」とあるが、「計画的」な時点で、それでは偶然でない、ような気がするけど...。どうやら「おれはこうなるぜ!」と目標を明確にし、今の現状を分析、課題を抽出、その課題をいつまでにどうやってクリアしていくのか?といういままでのセオリーを覆す考え方のようだ。

具体的にどういうことか?

現在の世の中は、変化が非常に激しく、予測が困難な時代。そういう時代に計画的にキャリアを積んでいくこと、またそれに固執し続けることは非現実的ではないか?ということらしい。でも実際にイチローや世界で活躍しているいわゆる「成功者」は、若いときから目標を決め、それを達成する為に日々邁進してきたのだと聞かされてきた。ただ、これも成功者が成功したからこそ、その成功理論は後付け的に論じられたものであって、それが他の人にも流用出来る方法なのか?その本人だって人生を今の時代から同じ方法でやり直したら、上手く行くかどうかなんてわからないしね。そしてそんな人たちは人口の数%なわけで。「俺はその数%だ!」という方は、それはそれで良いと思うのですが、その他90%近くに自分が含まれている可能性の方が高いので、他の考え方を知っておくっていうのもありじゃないでしょうか?

あの「ジョブズ」だって偶発的機会を積み重ねた?

で、具体的に計画的偶発性理論でいう、「予想しない偶発的なことによって決定される」とはどういうことかというと、恐らくスティーブ・ジョブズのいう「コネクティング・ドッツ」なんだと思われます。


スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ(日本語字幕) - YouTube

かの有名なスタンフォード大学での卒業式のスピーチで、スティーブジョブズはこう話しました。

繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

クランボルツ教授が、このスピーチを聴いていたのかどうかは存じませんが、言っていることがピッタリはまります。ジョブズは、「将来を見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません」と答えています。そこで起きた計画的ではない偶発的な出来事、例えばカリグラフィを学んでたことで、Macは美しいフォントを搭載することになったわけです。

偶発性機会をどのように計画的に創出していくか?

このように偶発的な出来事な機会をものにし、キャリアを築いて行く理論のようです。で、それには5つのキーワードがあるようです。

  1. 好奇心...いろんなことに興味をもち、知識を得る。学習。
  2. 持続性...失敗しても簡単にやめず、持続させる。継続は力なり
  3. 楽観性...物事がもつ2面性、ネガティブに捉えずポジティブに捉える。
  4. 柔軟性...既成概念に捕われず、新しいものを受け入れるオープンなココロ。0ベースで物事を捉える力を持つ。
  5. リスク・テイキング...失敗を恐れないでトライしていく

こうやって見てみると、非常に精神論的な発想なので、受け入れがたい人も多いと思う。よくある「目標と道筋を明確し合理的にキャリアを積む」ことは左脳派、「計画的偶発性理論」は右脳派な気がします。

「個人のキャリアの8割」であって、「成功した人の8割」ではなさそうなので、いわゆる成功法則かどうかはわかりませんが。ただ、成功法則なんてものは、存在しないような気がしてなりません。すべて後付けじゃねーの?と思いもするので、こういう「偶発的なこと」を楽しんで生きた方が幸せなんじゃないかと思う、今日この頃。

 

 

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